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身近に潜む髪のダメージの原因。摩擦のお話。

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髪は“こすれるだけ”で傷む。

こんにちは、ラズリの九野です。

「髪の毛を傷ませてしまう原因ってなんだと思いますか?」
そう聞かれると、多くの方が「カラー」や「アイロン」「紫外線」と答えます。
もちろんそれも正解です。

でも実は、もっと身近なところに大きな原因があるんです。
それが…“摩擦”です。

そう、ただ“こすれる”だけで、髪は確実にダメージを受けてしまいます。
今日はそんな「摩擦ダメージ」について、原因と対策をお話しします。

髪がこすれると、なぜ傷むの?

髪の毛の表面は「キューティクル」と呼ばれるうろこ状の膜で守られています。
このキューティクルが、髪の内部の栄養や水分を閉じ込め、ツヤや手触りを保っています。

でも、髪同士がこすれたり、タオルで強く拭いたり、寝返りで枕に擦れたりすると
このキューティクルが少しずつ剥がれてしまいます。

一度剥がれたキューティクルは元に戻らず、
そこから水分やタンパク質が流れ出し、髪がパサつき、絡まり、枝毛や切れ毛の原因に。

つまり、摩擦は“髪にダメージをあたえる見えない敵”なんです。

こんな日常動作にも要注意

摩擦ダメージは、特別なことをしなくても起こります。
たとえばこんなシーン、思い当たりませんか?

  • お風呂上がりに、タオルでゴシゴシ拭く
  • 濡れたままの髪で寝てしまう
  • ドライヤー前にブラッシングをする
  • 乾いた髪を何度もとかし直す
  • 冬にマフラーやニットで髪が擦れる
  • 指で毛先をクルクル

どれも日常の中でよくある行動ですが、実は髪にはかなりの負担なんです。
特に濡れている髪は、キューティクルが開いていてとてもデリケート。
濡れ髪は“生卵の白身”のように柔らかく、ちょっとした刺激でも傷つきやすい状態です。

髪を守るための習慣

1. タオルドライは“押さえるように”

お風呂上がり、ついゴシゴシしてしまう人も多いと思いますが、
髪は“タオルで包んで、水分を吸わせるように”優しく押さえましょう。
地肌は指の腹で軽くもみ出すように拭くと◎です。

2. 濡れたまま寝ない

「ちょっとだけ…」が翌朝の広がりやパサつきにつながります。
必ず根元からしっかり乾かしてから寝ましょう。
ドライヤーの熱より、濡れたまま寝る方がはるかにダメージ大です。

3. ブラシは“洗い流さないトリートメント”をつけてから

ブラシを通す前に、毛先を中心にトリートメントやオイルを馴染ませると、
クッションのように摩擦を和らげてくれます。
ブラシは目の粗いものからスタートするのがポイントです。

4. 寝具や服の素材にも気を配って

冬のニットやマフラー、コットン枕カバーなどは摩擦が起きやすい素材です。
できればシルクやサテン素材を取り入れると、髪との摩擦をぐっと減らせます。
寝癖や広がりも防げて一石二鳥。

5. 髪の内部補修を忘れずに

摩擦によって傷んだ髪はデリケートな状態。
シャンプー、トリートメントは、補修力の高いサロン商品がオススメです。
毎日のケアで髪に“栄養”を与えましょう。
美容室での内部補修トリートメントを定期的に行うのもオススメです。

「守るケア」が、美髪を育てる

私たちはつい「足すケア」に目が向きがちです。
オイルを足す、トリートメントを足す、乾かし方を工夫する…。

でも本当に大切なのは、“髪を傷ませないこと”。
その一つが「摩擦を起こさない」という考え方です。

どんなに良いトリートメントを使っても、
毎日ゴシゴシと摩擦を起こして傷ついてしまっては、美しい状態を保つのは難しくなってしまいます。

髪を優しく扱うこと、それがとても大切です。
タオルの当て方、ブラシの使い方、寝る前のひと手間
その小さな意識が、数か月後の髪を変えていきます。

まとめ

髪は、毎日の“積み重ね”でしか育てられません。
逆に言うと、毎日の小さな積み重ねで傷むこともあり得ます。

少しずつでも意識をして摩擦を減らし、
キレイな髪を育てていきましょう。


ラズリは和歌山県和歌山市で
エイジングケア、髪質改善に力を入れている、
大人女性のための美容室です。

髪のお悩みはもちろん、
ホームケアの方法についてもご不明なことがあれば、
いつでもお気軽にご相談くださいね。

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